すくってきた金魚はもう家族の一員です。
金魚がずっと元気でいるためにも毎日のお世話が肝心です。
この記事では、日々どんなお世話をしていけばいいのか解説していきます。
エサやり
金魚も人間と同じようにご飯を食べます。
食べるものは人工のエサからアカムシやミジンコまで、いろいろなご飯を食べます。
何を選べばいいか分からなくなりそうですが、初めて金魚を飼うのであれば、まずは「金魚のエサ」がいろいろ売っているのでそこから選ぶのがいいでしょう。
金魚のエサ(フレーク)
たくさんあると迷ってしまうので、まずは金魚の種類や大きさにずよく食べるフレーク状のエサを買ってみるのがいいでしょう。
フレーク状の金魚のエサの代表はテトラ社からでている「テトラフィン」です。
水を汚しづらいので、初めて金魚を飼う方にもオススメです。
金魚のエサ(粒)
粒タイプの金魚のエサです。
水に浮くものが多いです。
エサの量を調整しやすいメリットがあります。
冷凍アカムシ
ペットショップで冷凍されたアカムシが小分けパックになって売っています。
冷凍庫で保管し、ご飯の時に必要な分だけ使います。
生餌なので栄養が豊富なので金魚が丈夫に育ちます。
水を汚しやすいので、水換えの頻度に注意が必要です。
冷凍ミジンコ
冷凍アカムシと同様小分けパックになって売っています。
アカムシと比較して価格がやや安めです。
見た目がアカムシより芋虫っぽくないので虫が苦手な人はアカムシよりハードルが低いかも知れません。
ブラインシュリンプ
自分でブラインシュリンプの卵を孵化させて金魚に与えます。
生きているので冷凍アカムシやミジンコと比べても栄養価が高いです。
エサやりのたびにブラインシュリンプを沸かす必要があるので手間はかかります。
水換え
水槽の水は金魚のふんやエサの食べ残しによって汚れてきます。
概ね1週間に1回、水槽の水を1/3程度入れ換えましょう。
水換えの手順は以下の通りです。
1.水を用意する
2.水槽の水を抜く
3.新しい水を入れる
順番に解説していきます。
1.水を用意する
水換えをするときにはあらかじめカルキ抜きと温度合わせした水を用意しておく必要があります。
まず、バケツなどの容器に水道水をためます。
市販のカルキ抜きを使うか、日光に1日当て水道水の塩素を抜きます。
なるべく水槽の近くに置いて、水槽内の水と同じ温度になるようにしたら水の用意の完了です。
2.水槽の水を抜く
水槽から水を1/3程度抜きます。
このときにプロホースがあるとポンプを押すだけで水が抜けるので便利です。
3.新しい水を入れる
減ったぶん新しい水を入れます。
水を入れる時には、金魚がびっくりしないように手や容器で水を受けながら入れます。
新しい水を入れ終わったら水換えの完了です。
水槽の掃除
金魚が生活している水槽は時間と共にだんだん汚れてきます。
特に砂利の中のふんなどは水が早く汚れる原因になります。
1ヶ月に1回程度は水槽全体を掃除しましょう。
水槽掃除の手順は以下のとおりです。
1.金魚を避難させる
2.器具の電源を抜き水槽から外す
3.水槽、器具をそれぞれ洗う
4.元通りにセットする
5.金魚を水槽に戻す
1.金魚を避難させる
水槽の掃除をすると金魚のふんや水槽内の汚れが舞ってしまい、金魚が体調を崩す原因となってしまいます。
掃除をする前に、あらかじめ金魚を水槽から出しておきましょう。
周りの水が急に変わると金魚がびっくりしてしまうので、金魚を避難させる時には水槽の水を一緒に容器に移します。
この水は金魚を水槽に戻すときにも金魚と一緒に戻します。
また、なるべく多く水槽の水をとっておくようにしましょう。
2.器具の電源を抜き水槽から出す
水槽を掃除するときには必ずフィルターなどの器具を水槽から抜きましょう。
コンセントを挿したまま水槽に手を入れると感電のおそれがあります。
電源を切ったら水槽から器具を取り外します。
このときの注意点はフィルターのろ材は水槽の水につけたまま出すことです。
ろ材には水をきれいにするバクテリアがついていますが、塩素の入った水道水につけてしまうとバクテリアが死んでうまく水を濾過できなくなってしまいます。
水槽の中の底砂にもバクテリアが住み着いているので水槽の水につけたまま取り出しましょう。
3.水槽、器具をそれぞれ洗う
水槽や器具を洗います。
洗剤などを使ってしまうと金魚に悪影響がでる恐れがあるので、水道水を使って洗っていきます。
フィルターのろ材や底砂は水槽の水を使って汚れを軽く落とす程度に洗いましょう。
4.元通りにセットする
水槽や器具を元通りにセットします。
器具などで水槽のガラスを傷つけないように気をつけましょう。
このときとっておいた水槽の水も戻します。
5.金魚を水槽に戻す
金魚を水ごと水槽に戻します。
水が足りないようであれば元の水位になるように水を足しましょう。
観察する
日々のエサやりの時などに金魚の観察をしてみましょう。魚の行動を見るのもとても癒されます。
泳ぎ方やヒレが裂けていないかなどを観察することで、金魚の体調の変化や身体の異変などにいち早く気づけるようにしましょう。
さいごに
愛情を込めてお世話をすればするほど金魚は元気に育っていきます。
また、金魚と仲良くなると水槽に近づくと金魚があなたの方に寄ってくるようになります。
そんな金魚を見るのは本当に癒されます。
こまめにお世話をしてたくさん金魚と仲良くなりましょう。