元々そんなつもりなかったけど金魚すくいで金魚をもらっちゃった。
けど金魚なんて飼ったことない。。。
一体どうしたらいいんだろう。
と途方に暮れているあなたのために、この記事では金魚すくいの金魚をどのようにお家にお迎えすればいいのかを分かりやすく書いていきます。
お家に早く帰ろう
金魚をすくったらまずすることは一刻も早く家に帰ることです。
金魚すくいの金魚はあなたにすくわれるまでにたくさんの金魚と一緒にされていて、たらいの中ではいろんな人に追いかけ回されています。
ストレスが極限状態にあると言ってもいいでしょう。
あなたがストレス極限状態のときどうしたいでしょうか。
何も考えずにゆっくり休みたいと思うのではないでしょうか。
金魚も同じで落ち着くところで早くゆっくりしたいと思っています。
まだまだ行きたいところがあるかもしれませんが、金魚をすくったらなるべくまっすぐお家に帰りましょう。
金魚の休憩場所を作ろう
休憩するための容器を用意しよう
家に帰ったらまず金魚が休憩できるように仮の家を用意しましょう。
家に水槽があれば水槽を、なければバケツやたらいなどたくさん水が入る容器を用意しましょう。
容器はたくさん水が入れば入るほどいいでしょう。
水を用意しよう
金魚をいれるための水は、水道水で問題ありませんがそのままでは使えません。
水道水にはカルキ(塩素)が入っており、私たちには問題ありませんが、金魚にとっては毒になってしまいます。
そのため、水道水を金魚に使う際にはカルキ抜きをする必要があります。
カルキ抜きをするには方法がいくつかあります。
カルキ抜きを使う
ペットショップや100円ショップでカルキ抜きが売っています。
液体のものや固体のものがありますが、個人的には液体のものがおすすめです。
水を日が当たる場所に置いておく
バケツなどの容器に入れた水をなるべく日当たりのいい場所に置いておくと、1日ほどで水の中のカルキが気化し、カルキ抜きをすることができます。
時間はかかりますが道具などは何も必要ありません。
日陰の場合はカルキが気化するまでに時間がかかるので2日ほど置いてください。
市販の水を使う
金魚をすくって持って帰ったのはいいけどカルキ抜きもないし、あらかじめ外に置いた水を用意していない、という場合の最終手段です。
市販されている水は水道水のように塩素消毒がされていないので、カルキ抜きがすでにされている水です。
この水を使用するのですが、この方法を使うにはいくつか注意点があるので気を付けてください。
日本原産の水を使用する
市販のミネラルウォーターは様々な地域でとれた水を使用しています。
特に海外でとれた水は、色々なミネラルが含まれていることが多く、注意が必要です。
日本の水はミネラルの少ない軟水が多いですが、海外の水はミネラルが含まれた硬水であることが多いです。
金魚にとって、水質の変化はストレスになってしまうので、必ず軟水である日本でとれた水を使用しましょう。
容器に入れる前によく振る
ミネラルウォーターは製品になるまでに高温で処理されている場合があります。
水の中に溶けている酸素の量が少なくなっていることがあり、そうすると金魚が呼吸しづらくなってしまいます。
少しでも水の中に酸素を溶かすために、バケツなどの容器に入れる前にはミネラルウォーターのペットボトルを一度開けてから、よく振って使いましょう。
金魚を容器に移すときは水合わせをしよう
容器にカルキ抜きをした水が用意できたらいよいよ金魚を容器に移していきます。
と言っても急に金魚を移してはいけません。
金魚を新しい水に移すときには水合わせが必要です。
まず、金魚の入った袋をそのまま新しい水の上に乗せて水の温度を合わせます。
1時間程度経って容器の水と袋の中の水の温度が一緒になったら袋を少しだけ切ってゆっくり水が混ざる状態にしましょう。
これは急に水質が変わって金魚がびっくりしないようにするためです。
再び1時間くらい置いておきます。
容器と袋の水が十分混ざったら、いよいよ金魚を袋から出します。
このとき金魚に異常がないか観察しておきましょう。
これで水合わせは完了です。
金魚のお家が用意できるまでの注意点
金魚はお家(水槽)が用意できるまではこの容器で過ごすことになります。
金魚が仮住まいのときには注意点があります。
水換え
仮住まいでは水槽での飼育と比較して水量が少なく、フィルターも入っていないため水が汚れやすい状態です。
そのため、通常の飼育環境より頻繁に水換えを行う必要があります。
2日に1回程度、容器の水量の1/4くらいの量を入れ換えましょう。
水換えをするときには別の容器にカルキ抜きをした水を用意し、金魚が入った容器の近くに置いて、水温を合わせてから水をゆっくり注ぎましょう。
エサはやらない
金魚はご飯を数日食べなくても生きていけます。
逆にエサを消化するのにも金魚は体力を使うので、弱っている金魚すくいの金魚にはエサはあげないようにしましょう。
また、エサの食べ残しや金魚のふんは水質の悪化にもつながります。
フィルターの付いておらず、水量も少ない仮住まいの容器は水が汚れやすいです。
金魚がお家にやってきたらエサをあげたくなってしまいますが、その気持ちをぐっとこらえて金魚を見守ってあげてください。
なるべく静かな環境にする
疲れている金魚のために少しでも静かで揺れなどが少ない場所に容器を置きましょう。
特に慣れない環境での振動は金魚にとってストレスになってしまいます。
少しでも金魚が休める環境にしてあげましょう。
観察をする
これは金魚が水槽に移ってからもすることですが、お家に来たばかりの金魚は特に注意深く観察しましょう。
病気の金魚がいれば隔離をし、適切な処置をする必要があります。
泳ぎ方や身体に異常がないかどうかを重点的に見ます。
さいごに
このように金魚はすくってからもすることがたくさんあります。
しかし、丁寧にケアをすればするほど金魚は元気な姿を見せてくれることでしょう。